防災館(ぼうさいかん)

今日は、新宿校の学生は全員、池袋(いけぶくろ)にある「防災館(ぼうさいかん)」へ行きました。
明新日本語学校では、在学中(ざいがくちゅう)に必ず(かならず)防災館での学習体験(がくしゅうたいけん)をすることになっています。これは、母国(ぼこく)では地震(じしん)の経験(けいけん)がない学生も多いので、いざ地震が起きたときに、自分(じぶん)の命(いのち)を守る(まもる)方法(ほうほう)を知ってほしいと考えているためです。開校(かいこう)以来(いらい)ずっと行っています。今日は、朝早く池袋駅での集合(しゅうごう)でしたが、誰一人(だれひとり)遅れることなく防災館へ向かう(むかう)ことができました。
今天新宿校的学生全员去位於池袋的「防灾馆」。
参观防灾馆是学生於明新日本语学校在学期间的必修课程。这是由於部分留学生在家乡时不曾经历过地震,所以希望经由去防灾馆此一活动后,学生能够学习如何保护自己。今早大家先在池袋车站集合之后再前往防灾馆,令人高兴的是没有一个学生迟到。

防災館にはいくつかの体験ブースがあります。「地震(じしん)コーナー」「煙(けむり)コーナー」「消火(しょうか)コーナー」。そして、視聴覚室(しちょうかくしつ)での動画視聴(どうがしちょう)です。
防灾馆有数项体验区,像是「地震区」「烟雾区」「灭火区」,以及视听影像区。

①地震(じしん)コーナー
2011年3月11日の東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)の時と同じ「震度(しんど)7」を体験しました。地震が起きたらすぐに、まずは何よりも自分の命(いのち)を優先(ゆうせん)して机(つくえ)の下にもぐらなければなりません。学生たちは初めはアトラクションに乗るような気持ちで笑顔(えがお)も見られましたが、揺れ(ゆれ)が大きくなると真剣(しんけん)かつ必死(ひっし)に机の脚(あし)にしがみついていました。
地震区
体验与2011年3月11日东日本发生大地震时同样的强度「震度7」。地震发生时赶紧躲到桌子下面,因为确保自己的生命安全是第一优先。一开始学生以为体验地震就像是在游乐场一般,所以大家个个面带笑容。等到摇晃程度越来越大时,大家死命地紧抱住桌脚。

学生からは「揺れが収まって(おさまって)から、どのぐらい経って(たって)から家を出てもだいじょうぶか」という質問(しつもん)が出ました。回答(かいとう)は「ひと呼吸(こきゅう)おいたら外に出ても大丈夫です。でも、その前に必ず火元(ひもと)の確認(かくにん)をしてください」というものでした。
有学生提问地震停后何时可以走出家门。指导员的回答是做一次的深呼吸后即可离开。不过离开前要确认瓦斯等火源是否有关好。

②煙(けむり)コーナー
リニューアルされたこの施設(しせsつ)では、まず、なぜ口にハンカチを当てる必要(ひつよう)があるのかという説明(せつめい)の後、4~5人ずつのグループに分かれて、煙(体には無害)が充満(じゅうまん)した部屋の中に入りました。腰(こし)を低くかがめて出口(でぐち)まで逃げる(にげる)訓練(くんれん)です。グループの最後(さいご)の人は炎(ほのお)が広がらないようにドアを閉めなければなりません。暗い中で壁(かべ)をつたいながら歩くのは、思った以上に恐怖心(きょうふしん)も大きかったようです。
烟雾区
此区重新装修后最近再次开放。首先从是否需要用手帕摀着口鼻开始说明,之后每4到5人为一组进入充满烟雾迷漫(对人体无害)的房间。逃生时随时保持将身体放低的姿势,最后一个人逃离后一定要将门关上避免火势蔓延。在黑暗的房间中边摸着墙壁边逃生时的心情,会比最初所想像的还要恐怖。

③消火(しょうか)コーナー
「消火体験(しょうかたいけん)」では、火を見つけたら「火事(かじ)だ!」「119番してください!」「消火器(しょうかき)を持ってきてください」と大きな声で周囲(しゅうい)に危険(きけん)を知らせるところから。また、実際に消火器の使い方も学びました。スクリーンに映し出される炎(ほのお)に向けて、練習したとおりに消火活動をしました。学生たちは、「火事だ!」と叫ぶ(さけぶ)ときも、大きな声で実演(じつえん)していました。
灭火区
体验灭火时,学生们被告知当发现火灾时要大声喊「发生火灾了」「打119」「拿灭火器」等让周围的住户知晓,之后学生们也学习了操作灭火器的使用方法。在实际操作上,大家齐声喊「发生火灾了」后,一起朝萤幕上的出火点依照练习的顺序成功灭火。

また、次の体験を待っている間に電話での「119」のかけ方の動画視聴(どうがしちょう)もありました。自分の住所(じゅうしょ)が焦って(あせって)言えなくなることがないよう、部屋のどこかに大きく書いておく、特に留学生(りゅうがくせい)の場合は、住所の読み方を書いておくと、焦らずに済むかもかもしれません。
此外,在等待下一个体验区的空档时间,有一处是让人体验如何拨打119的区域。像是为了避免紧张时无法顺利说自己的住家地址时,可以在房间内某处贴上自家的地址等。特别对於留学生来说,避免紧急时说错地址的情况发生,可以事先在地址上标注日文念法。